桃太郎はなぜ桃から生まれたのか?〜「チコちゃんに叱られる!」2019年2月2日放送回



NHKで毎週金曜の午後7時57分〜放送している「チコちゃんに叱られる!」(毎週土曜の午前8時15分から再放送もあり)

2019年2月2日放送回で取り上げられた疑問。「桃太郎はなぜ桃から生まれたのか?」

日本人ならほぼみんな知っていると言っても過言ではない、日本の童話「桃太郎」。

おそらく小さい頃から知っているお話なので、「桃から赤ちゃんが生まれるなんて変なの〜。ありえない〜。」と思いながらも、「でも童話だしそんなもんだよね〜。」くらいに思っている方が多いのではないでしょうか。

なんと、この「桃から生まれた桃太郎」というのには、驚きの背景があったのです!

ここから下は、放送された内容を書いておりネタバレしています。

”桃太郎はなぜ桃から生まれたのか?”〜2019年2月2日放送回より〜

むかし、むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがありました。まいにち、おじいさんは山へしばりに、おばあさんは川へ洗濯せんたくに行きました。
 ある日、おばあさんが、川のそばで、せっせと洗濯せんたくをしていますと、川上かわかみから、大きなももが一つ、

「ドンブラコッコ、スッコッコ。
ドンブラコッコ、スッコッコ。」

 とながれてました。
「おやおや、これはみごとなももだこと。おじいさんへのおみやげに、どれどれ、うちへってかえりましょう。」

 引用元:「日本の神話と十大昔話」講談社学術文庫、講談社

こんな一節から始まる「桃太郎」。

この続きは、皆さんご存知の通り、おじいさんとおばあさんが桃を切ろうとしたところ、桃の中から「おぎゃあ」と声が聞こえて、元気な男の子が生まれてきましたと。

桃から生まれたので”桃太郎”と名付けました、ですよね。

ですが!!

実は、江戸時代に書かれた初期の「桃太郎」では、桃太郎は桃から生まれてはいなかったのです!

江戸時代の「桃太郎」の設定は、おばあさんが川で洗濯をしていたところ、桃が流れてきて、うちに持って帰りましたというところまでは同じです。

違うのはここから。

おばあさんは、桃を切って食べました。

すると、なんとおばあさんが若い女に生まれ変わったのです!

それを見たおじいさんは驚いて、自分も桃を食べると、なんとおじいさんも若い男に生まれ変わりました。

そして、若く蘇った二人は、子宝に恵まれ、生まれた男の子を”桃太郎”と名付けましたというのが本当のお話。

衝撃ですよね!笑

まさか、桃太郎が桃から生まれていなかったなんて・・・。

でも、なぜ江戸時代の「桃太郎」の話がそのまま語り継がれなかったのでしょうか?

それは・・・

答え大人の忖度によるもの

 

「桃太郎」は、明治時代以降、検定教科書にも載るなど学校教育でも広く使われたお話です。

ただ、教科書に正直に「若く蘇ったおじいさんとおばあさんから子どもが生まれました」とはちょっと書きにくい。

性教育が進んできた現代でも少し言いにくいだろうな〜と感じるくらいなので、明治時代ではかなり言いにくい事実だったんでしょうね。

そこで、桃太郎は桃から生まれたことにしよう!と歪曲され、教科書にもそのように記載がされたそう。

さらに、当時軍国主義だった日本にとっては、小さく生まれた桃太郎(=日本)が大きな鬼(=大国)を打ち負かすというストーリーが国民を鼓舞する狙いからも、都合が良かったのです。

なので、明治時代の流れが現代まで受け継がれ、桃太郎は桃から生まれましたとなっているということです。

まとめ

童話を通して読者に伝えたいことが時代とともに変化し、設定や登場人物の描かれ方も変わってくることが分かりました。

自分が小さい頃に聞いた話や見た絵本も、自分の子どもに読み聞かせようとしたら変わっている・・・ということもありそうで興味深いですね。

絵本の読み聞かせは以前から行っていましたが、ストーリーのある長い絵本の読み聞かせも徐々に始めていき、もっともっと本に親しんで欲しいと思います(^^)♪

Question 「桃太郎はなぜ桃から生まれたのか?」

Answer「大人の忖度によるもの」



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