愛育病院での無痛分娩の体験談



東京都港区芝浦の愛育病院にて、2021年春に2人目を無痛分娩で出産しました。

出産日当日まで使うか迷っていた無痛分娩でしたが、結果、無痛分娩にしてすごくよかったです!

この記事で書いていること

  • 愛育病院における無痛分娩について
  • 愛育病院で無痛分娩を受けるための流れ
  • 私の愛育病院での無痛分娩体験談

「愛育病院における無痛分娩について」は、愛育病院の麻酔分娩学級での説明や愛育病院公式HPに記載の内容をサマリしています。すでに知っているよ!という方は、読み飛ばしてください。

コロナ禍での出産&初めての無痛分娩で、分からないことや不安なことも多かったので、無痛分娩を考えている方や愛育病院での出産を検討している方の参考になれば幸いです(^^)

愛育病院での分娩予約と妊婦健診については、こちらの記事で詳しく書いています。

2021年の愛育病院の分娩(出産)予約と妊婦健診の体験談

2021-04-07

愛育病院における無痛分娩について

愛育病院の麻酔分娩学級での説明や愛育病院公式HPに記載の内容をサマリしています。愛育病院では、一般的に無痛分娩と言われている分娩のことを「麻酔分娩」と言っています。記事内で「麻酔分娩」というワードが出てきますが、無痛分娩と同じ意味です。

無痛分娩は、麻酔を入れることによって陣痛の痛みを和らげる分娩方法です。

自然な陣痛が来るのを待ってから麻酔を入れる方法と、出産日をあらかじめ決めておき計画的に麻酔を入れる方法(計画分娩・誘発分娩)があります。

愛育病院では、24時間麻酔分娩に対応しており、いつ陣痛が来ても麻酔科医が対応してくれる体制のため、自然な陣痛が来てから麻酔を入れる方法を推奨しています。

自然の陣痛をある程度経験してから麻酔を入れることになるため、最初から全く痛みがないという訳ではありません!

子宮口の開き具合や、妊婦さんの希望などを考慮して、麻酔を入れるタイミングを決めてくれます。

無痛分娩のメリット

陣痛の痛みを和らげるのに加えて、分娩後に行う会陰縫合(膣が避けたときの縫う処置)の痛みにも効果が高いと言われています。

無痛分娩の処置

鎮痛の処置は、硬膜外麻酔と脊髄くも膜下麻酔を組み合わせて行うか、硬膜外麻酔単独で行います。

麻酔をなるべく早く・かつ効果を長く持続させるために、組み合わせて行う処置の方法を取ることが多いようです。

無痛分娩のリスク

お産の後に起こる可能性があるものとして、排尿障害(尿意を感じにくい、出しづらいなど)、感覚障害、頭痛など。非常に稀だが、硬膜外血腫や局所麻酔薬中毒など。

無痛分娩の注意事項

無痛分娩の2時間前から食事は禁止、麻酔を入れてからは下半身の感覚がなくなるため歩行が制限されます。

愛育病院は麻酔分娩に24時間対応していますが、休日や夜間は人手が少なく麻酔を入れるまでに時間がかかる可能性があること、結果的に麻酔の効きが完全でなくても処置を開始したら麻酔分娩費用はかかります。

愛育病院で無痛分娩(麻酔分娩)を受けるための流れ

  1. 36週までにバースプランを提出する
  2. 麻酔分娩学級をオンラインで受講する(受講費用3300円・1時間弱ほど)
  3. 麻酔分娩申込書や同意書などの書類を出産日までに用意しておき、入院時に提出する

②の麻酔分娩学級は、麻酔分娩を検討している方は必須で受講します。

期日までにオンラインで受講した証明書を受付で見せて、③の麻酔分娩申込書などの書類をもらえるという流れでした。

麻酔分娩学級の動画の内容は、以下のようなものでした。

  • 無痛分娩と自然分娩の違い
  • 無痛分娩で行う処置
  • 無痛分娩のリスク
  • 無痛分娩の注意事項

麻酔分娩の基礎知識を学んだ上で、自分はどのようなお産を行いたいか?を改めて考える良い機会になりました!

オンラインで受講できるので、自分だけではなく旦那さんやパートナーと一緒に視聴することで、理想のバースプランを話し合うきっかけにもなると思います♪

出産の費用はどれくらいかかるの?

愛育病院では、出産の費用は公式HPで以下の通り記載されています。

  • 自然分娩 74万円〜
  • 無痛分娩は、自然分娩の費用+20万円(麻酔分娩学級を未受講の場合は、+25万円)
    愛育病院公式HPより

麻酔分娩学級を受講していないと、+5万円費用がかかってしまうため、無痛分娩にするかどうか迷っていたとしても麻酔分娩学級は受講しておいた方が良いです!

私の出産体験談〜無痛分娩でよく聞かれるFAQ〜

「無痛分娩で出産したよ〜」と話していると、よく聞かれる質問や自分自身が疑問に思っていたことについて、私の体験による回答をまとめました!

あくまで、私の場合ですが、参考にしてください♪

むうママ
痛みはどれくらいなくなったの?

麻酔が完全に効いてからは、痛みは全く感じませんでした!

ですが、私の場合、自然の陣痛を3時間くらい経験してから麻酔を入れてもらったのと、麻酔開始から完全に効くまで1時間ほどはかかりました。

なので、無痛分娩とは言え、全くの無痛で出産できた訳ではありません。

でも麻酔が効いてからは、本当に痛みが全くなくて感動しました。

分娩後の会陰縫合の痛みもありませんでした。

むうママ
麻酔が切れた後はどうなるの?

お産後、2時間ほどは足の感覚がない状態が続き、足を自分で動かしたり、寝返りをうったりもできない状態でした。

アドレナリンが出ているのか、上半身や頭はクリアで、すごく疲れているのになかなか眠れない感じでした。

麻酔が切れた後は、足の感覚が戻り始めて、足の指を動かしたり足首を動かしたりして、意識して少しずつ動かすようにしました。

お産をした当日のうちに、ゆっくりですが、1人で歩いたりトイレにも行けるようになりました!

ちなみに産後の後陣痛や会陰の痛みは、しっかり痛かったです!!

まぁ麻酔がないので当然ですが(笑)

鎮痛薬を処方してもらい、入院中は痛みがひどい時に飲んで乗り切っていました。

むうママ

無痛分娩の場合、産後の回復は早いの?

無痛分娩だと産後の回復が早いのか?と期待しており、お医者さんや助産師さんにも聞いたのですが、回復が早いという科学的なデータはなく、痛みを感じなくしているだけなので自然分娩と同じようにしっかり休んでくださいと言われました。

ただ、私自身の感じ方としては、無痛分娩だからか経産婦でお産の時間が短かったからか、産後の回復は1人目の自然分娩の時より早いと感じています。

周囲で無痛分娩をした友人の話でも、回復が早い気がするという声が多かったです!

でも、産後に無理は禁物なので、寝られる時にしっかり寝るように心がけていました。

私の出産体験談〜詳細版

出産前日から当日、無痛分娩を使用して出産するまでの様子も書いてみました!リアルな様子が気になる〜という方は読んでみてください♪

私は経産婦だったので、病院から陣痛が15〜20分間隔になったら、病院のLDR室に電話をして指示を仰ぐように言われていました。

夕方17:00ごろから前駆陣痛のようなお腹の張りや痛みを感じはじめ、もうすぐ生まれそうな気がする!と直感がありました。

夜22:30ごろから、お腹の痛みが本格的になり「本陣痛っぽいぞ・・・」とアプリで、陣痛の間隔を測ったら、おおよそ15分間隔でした。

おしるし、破水などはなかったですが、吐き気やお腹の痛みが強くなってきたので、病院に電話すると、入院用のカバンも全て持って来てくださいと言われました。

愛育病院ではコロナ対応として、立ち会い出産は夫とパートナーのみ認められていますが、産後の面談は一切禁止でした。なので、この時点で入院用の荷物も全て持ち込みました。)

病院に到着し、陣痛が10分間隔の時点で助産師さんに「お産の進みがとても早くて耐えられそうだったら自然分娩にしたいけど、耐えられなければ無痛分娩に切り替えたいです」と伝えました。

助産師さんも「今は子宮口が2cmちょっとだから、もう少し様子見ましょう!お風呂に入ると痛みを感じにくくなるので、入りますか?」と提案してくれました。

「そんなこともできるんだ〜」と思いながら、お風呂に入る準備をしている間に陣痛間隔が5分になり、お風呂はもう危険なのでやめましょうとなりました。

助産師さんいわく湯船に浸かると陣痛の痛みが和らぐのと、リラックスすることで子宮口が開きやすくなるそうです。

その代わり、お風呂から出たあとは、反動で痛みをすごく強く感じるそう・・・。

陣痛が5分間隔になってからは、私も痛みにだんだん耐えられず、、、「今からやっぱり麻酔に切り替えてもらえますか?」とお願いしました。

麻酔を入れると陣痛が弱くなり、陣痛促進剤を使う可能性が高いことから、陣痛促進剤使用の同意書にサインしました。

そのあとは、麻酔科医が登場し、麻酔を打ってもらいながら、その間に来る陣痛に耐える・・・という感じでした!

麻酔を入れてもらうと、背中全体にすーっと冷たい水が通るようなひんやりする感覚がありました。

麻酔が効いていくにつれて、お腹から足先まで少しずつ感覚が鈍くなり、しびれるような感じ。

陣痛の痛みはすぐにはなくならず、だんだん弱くなっていく・・・という感じで、私の場合は、麻酔を入れてから完全に痛みがなくなるまで1時間弱ほどかかりました。

麻酔の効きは人によって差が大きく、早い人だと20分位で効くそうです!

痛みが完全になくなるまでの間、お医者さんや看護師さんが入れ替わり「痛みはどうですか?」とこまめに聞いてくださり、麻酔を追加投入してくれました。

麻酔が完全に効いてからはウトウトと寝る余裕もあり、麻酔ってすごいな〜と心から感動しました!!!

ウトウトしている間に、子宮口がどんどん開き、陣痛間隔も短くなっていたようですが、痛みを感じないため、私自身はいたってリラックスしていました。

陣痛を感じないため、「赤ちゃんは元気なのだろうか?」と気になって、赤ちゃんの心拍の波を自分で見たり、助産師さんが部屋に来てくれた時には赤ちゃんの様子を聞いて、「心拍も安定していて元気ですよ!」と言われて安心。

明け方に子宮口が全開になり、急いで準備をする助産師さんたちを横目に、私は家族にラインで実況中継をするほどリラックス笑。

その後、いよいよ分娩の体勢になってからは3回ほどいきんで、するっと生まれてきてくれました。

麻酔分娩にするとお産の時間が長くなる傾向がある、と聞いていましたが、結局6時間ほどで陣痛促進剤も使用せずに順調に進んでくれて、赤ちゃんに感謝です♪

無痛分娩にして良かったこと

  • 陣痛の痛みが和らぎ、リラックスしてお産にのぞむことができた
  • 会陰縫合の痛みも軽減できた
  • 産後の回復が個人的には早く感じたので、その分赤ちゃんのお世話に余裕を持つことができた

個人的には、一番のメリットがリラックスしてお産にのぞめたことです!

痛みがない分、状況を冷静に見れる自分がいて、赤ちゃんがするっと出てきた瞬間も落ち着いて感動することができました!!

もちろん費用はプラスでかかってしまいますし、無痛分娩ができる病院も限られていますが、無痛分娩ほんとうにおすすめです。

最後におまけですが、愛育病院での入院中の食事の写真です♪

普通の病院食って感じですが、入院中はテレビやスマホもなるべく見ずに目を休めるようにしていたので、食事が唯一の楽しみでした笑。



コメントを残す