うちの息子は、生後7ヶ月で夜間断乳を決行しました。
- なぜ夜間断乳をしようと思ったのか?
- いつから、どのような方法で始めたのか?
- 実際にやってみて、どうだったのか?
- 何か弊害やデメリットはあったのか?
ということについて、書きたいと思います。
夜間断乳を考える理由は、様々だと思いますが、一番は「夜泣きが続き、寝不足で辛い」ということではないでしょうか。
私もそうでした。
始めて数日の辛さは、今でも鮮明に思い出すことができますが、今はやって良かったと思っています。
■目次
そもそも夜間断乳とは何か?
夜間断乳とは、その名の通り「赤ちゃんが寝てから朝までの間、授乳をしないこと」ですね。
ここで生まれてくる疑問が「今まで夜間にもあげていたおっぱいを急にやめて、赤ちゃんの栄養面で問題はないの?」ということだと思います。
これは、「夜間断乳をいつから始めるか?」という疑問ともリンクしてくると思うのですが、赤ちゃんは生後6ヶ月以降は夜の授乳やミルクがなくなっても栄養面では問題ないと言われているそうです。
つまり、夜の授乳は赤ちゃんの栄養のためにあげているのではなく、赤ちゃんが夜に起きてしまい、また眠るためにおっぱいを吸っているということになります。
一般的には、夜間断乳を始めるのは生後6ヶ月〜8ヶ月がベストタイミングと言われています。
ただ実際は、1歳で卒乳・断乳をする方が多いので、その少し前にまずは夜間断乳から始める方が多いそうですよ。
夜間断乳をするメリット・効果はなに?
夜間断乳をすることで、こんなメリットがあると言われています。
- 夜泣きがなくなり、朝までぐっすり眠れるようになる。
- 虫歯になるリスクが減る。
- (個人差は大きいが)生理が早く再開する可能性が高まる。
生理再開は、憂鬱でもありますが、子宮が回復してきた証拠ですからね!
意外と盲点なのが「虫歯のリスクが減る」ということです。
夜間におっぱいやミルクを飲み続けていると、成分が歯に付着したまま眠るので、虫歯になりやすいそうです。
なぜ夜間断乳をすることにしたのか?
「私がなぜ夜間断乳をすることにしたのか?」軽く触れておきます。
生後4ヶ月頃までは、ベビーベッドでよく寝ており、夜間に起きても1〜2回。
が!!
生後5ヶ月過ぎた頃から夜間に、3回ほど起きるように…。
添い乳で授乳して寝落ちさせる…ということが日課になっていました。
ただ、添い乳をしていても、「もうこれは寝てるな。たまに乳首を吸っているだけだから、口から離そう。」とソーッと離すと、ギャ~~~ン!!!となることも多かったです。。。
そうなるとまた吸わせて、完全に寝落ちしてから離すということを繰り返していました。。。
「おっぱいがないと寝れないというのを変えたい!」というのが一番でした。
さらに、冬に私が一度ひどい風邪をひいてしまいました。
授乳にも大丈夫な薬をお医者さんで処方してもらいましたが、体調が悪い時に母乳をあげていて、「風邪が子どもにうつらないかな?」とかなり心配でした。
結局、子どもに風邪はうつらなくて「ありがとう、息子よ!!!」って感じだったのですが、それから少しずつ「断乳」が頭をよぎるようになりました。
「1歳で断乳するとしたら、あと5ヶ月。完全な断乳の前に、徐々におっぱいの執着をなくす意味でも、夜間断乳をしよう」と決意しました。
いつから、どのような方法で始めたのか?
いつから始めたのか?
うちの息子は生後7ヶ月を過ぎて、離乳食が2回食になってすぐの頃に始めました。
ちなみに、うちは混合育児をしています。
夜間断乳を始めた頃は、
- 離乳食 1日2回(午前中と夕方)
- おっぱい 1日6〜8回くらい(夜中の授乳も含めて)
- ミルク 1日2回くらい
という状況でした。
どのような方法で始めたのか?
夜間断乳で検索すると、色々なことが書いてありますが、大体どのサイトにも書いてあるのがこんなことだと思います。
-
- 夜間断乳のポイント
- 実行する日を決めて、前もって赤ちゃんに伝えておきましょう
- 日中はしっかり遊んで、お昼寝は早めに切り上げましょう
- 1日のスケジュールを規則正しくして、生活リズムをつけましょう
- 家族の協力は必須なので、家族とも相談して、実行する日を決めましょう
- やると決めたら、3日間はやってみましょう
- たくさんスキンシップをして、授乳以外の方法で入眠儀式をつけましょう
ちなみにうちが夜間断乳を始める前は、こんな感じの1日でした。
5:00頃 起きる。1回目の授乳。また寝る。
7:00頃 起きる。2回目の授乳。
9:00頃 1回目の離乳食
11:00頃〜12:00頃 昼寝
午後好きな時間にお出かけ(14時〜16時の間に30分ほど寝る)
17:00頃 2回目の離乳食
18:00頃 お風呂
18:30頃 おっぱいで寝かしつける
19:00過ぎ 寝る
19:00に寝てから朝5:00に起きるまでの間に、時間はまちまちでしたが3回くらい起き、その度に授乳するという毎日でした。
うちの場合のやり方
うちの息子は、毎日ある程度決まった時間に起き、決まった時間にお風呂〜寝るまでの流れが出来ていたので、
”1日のスケジュールは崩さないまま、朝まで寝る。または夜間に起きたとしてもおっぱいなしで自分で寝られるようになる”
ことを目指しました。
一番不安だった「夜間に授乳をしなくても栄養面で足りているのか?」という不安を払拭するために、今まではお風呂後におっぱいのみでミルクをあげていなかったのですが、ミルク200mlを足すことにしました。
生後7ヶ月になり、離乳食も進んできて、母乳の出に自信がなかったので、ミルクを足すことで栄養面の不安はなくなりました。
さらに上のポイントで書いたことについては、
- 【実行する日について】
始める数日前に「夜はおっぱいなしで寝られるように練習していこうね」と声をかけました。ただ本当に数日前に少しだけ…という感じです。 - 【日中の過ごし方】
日中は適度に外出。午後のお昼寝は、もともと30分くらいでそこまで長くないので、そのままです。 - 【生活リズム】
確かに生活リズムができてからの方が進めやすいと実感しました。個人的には、離乳食が2回食になってからさらに規則正しくなり、ミルクやお昼寝の時間などが分かりやすくなりました。 - 【家族の協力】
家族の協力はあるに越したことはないと思います!特に初日は精神的なダメージがくるので、主人と状況を分かち合えている方が心強いです。 - 【3日間が勝負】
うちも3日目くらいからだいぶすんなり眠れるようになりました。(詳しくは次の章で書いてます↓) - 【おっぱい以外のスキンシップ】
定番ですが、添い寝と身体をトントンしました。
夜間に起きた時の対策はどうするか?
うちが対策として考えたのは、こんな感じでした。
- お白湯をあげる
- 身体をトントンする
- 添い寝
- 子守唄
- ゆっくり話しかける
- おしゃぶり
- 頭をなでる
- 大人が寝たフリw
はい、ホント定番のことばかりですね。笑
お白湯をあげるのは、
- 【哺乳瓶】
- 【スパウト】
- 【ストローマグ】
どれが良いの?と思って考えたのですが ↓↓↓
- 【哺乳瓶】普段ミルクを飲むものなので、中身がミルクではなくお白湯と分かった時に怒りそうなので、却下
- 【スパウト】いつもスパウトでお白湯を飲んでいるので、採用。さらに寝たまま飲めるのもGOOD
- 【ストローマグ】まだストロー飲みができない&一旦起こさなきゃならないので目が覚めてしまいそうなので、却下。
ってことで、スパウトを採用しました!
※ちなみにスパウトっていうのは、これです。ストローの前段階の練習用のものです。
うちがもう一つ決めていたのは、「抱っこ又は抱っこ紐で寝かしつけるのはしない」ということです。
抱っこで寝かしつけはいつか身体がもたなくなりそうなので、赤ちゃんが横になった体勢で出来ることをしていました。
実際にやってみてどうだったのか?
さて、「実際にやってみてどうだったのか?」ですが、、、、
もう初日は本当に泣いている姿を見るのが辛かったです。。。
おっぱいを探して、口を何度も開けたり、顔を押し付けながらすり寄ってきたり、かわいそうなことをしているのかなぁと思ってしまいましたが、「これは家族みんなにとって必要なことなんだ!1人で寝られるようになったら、みんながハッピーなはず!」とひたすら言い聞かせてました。
1時間以上泣いて、最後は泣き疲れて寝ました(泣)
そして、肝心の夜間ですが、2回起きました。
それまでは3回くらい起きていたので、1回減ったけど、初日は泣き疲れた&毎回寝るのに時間がかかっているから減っただけかも??と思います。
次、22:30頃に起きた時は、寝るまで1時間半くらいかかり、0:10頃寝ました。
1回目の寝かしつけよりもこっちの方が辛かったかも…。
さっきよりも時間がのびていたし、親側も1回目で疲れたところにもう1回で、寝た頃にはグッタリ&ドヨーーーンって感じでしたね。
そして、3回目は2:30に起きました。
この時は自分が寝ている時に起きたので、トリプルパンチって感じでした。。。
ただ、意外にも30分程で寝てくれた!!早速わずかながら効果が出てきたのか…?
そして、朝7:00頃。
昨日の子どもの泣き顔が頭に焼き付いて熟睡できなかったのですが(ちなみに主人は熟睡していた。やっぱり男性と女性は当たり前ですが、生態が違いますね)、ここで救いの一手が。
それは、子どもが起きてニコニコの満面笑顔だったのです!!!
これにはホントーーーーに救われました。
壮絶な夜を覚えていないのか?それとも熟睡できたのか?寝起きが良かったのか?
なんだか分かりませんが、とにかくニコニコだったのです。
これを見て、「何とか2日目も頑張れそうだ!」と思いました。
さて、続いて2日目。
昨日と同じスケジュールで寝かしつけまで来ました。
寝かしつけにかかった時間は、30分!
一気に半分以下に!2日目は正直あっけなさすぎてビックリしてしまいました。
そして起きたのはなんと1回!!
それも4:00頃だったので、一気に8時間近く寝てくれました。
いよいよ3日目。
最初の寝かしつけは昨日と同じく30分位。
23:00頃に1回起きて、「すぐ寝るかな!?」と思ったけど、甘かったです。。
2時間位かかって寝ましたが、ずっとギャン泣きという感じではなく、ウーウー言いながらたまに泣くって感じでしたね。
起きたのは1回だけで、朝7:00までぐっすり寝てくれました。
山場の3日間を終えて、4日目。
最初の寝かしつけは、だいぶ楽になり、15分くらいで寝るようになって、私はただ少し様子を見てるくらい。
夜中起きるのも1回で、30分くらいで寝られるように。
それ以降、夜間に起きたとしても、子守唄やスパウトでのお白湯、トントンで寝られるようになり、起きても1〜2回くらいで安定しています。
私達が目指していた「おっぱいの力を借りずに自力で寝る」という目標は達成できたと思うので、初日は辛かったけど、やってよかったと思います!!
何か弊害やデメリットはあったのか?
デメリットは感じていませんが、あえて言うなら「母乳の出が悪くなった」ということです。
夜間に母乳は作られるので、夜間の授乳をやめることで、分泌が悪くなるそうです。
実際、夜間断乳の初日はすごく胸が張ったのですが、翌日からはどんどん張りが少なくなり、4日目にはあまり張りを感じなくなりました。
これは夜と朝方だけでなく、日中の張りも少なくなったので、「母乳が作られなくなっているんだな〜」と思いました。
私は混合育児をしているので、母乳の出が少なくなっている分、ミルクをあげています。
完母の方で、ミルクをあまりあげたくない又はお子さんが哺乳瓶を拒否するという場合は、困るかもしれません。
さいごに
夜間断乳は、「少し興味があるからやってみたいな〜」くらいのノリだと、お子さんのギャン泣きに耐えられなくなると思います。
なので、やる場合は「なぜ夜間断乳したいのか?」ということを改めて問い直してみて、それでもやりたい!!と気持ちが固まってからやった方がうまく乗り切れると思います!
夜泣きが辛い…という方は、こちらの記事もどうぞ。
夜泣きに関連する本を読んで実践したことを書いています♪
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