東京都港区芝浦にある愛育病院の分娩(出産)予約と妊婦健診について、体験談を記事にします。
愛育病院での出産を検討している方は、参考にしてください。
■目次
愛育病院の分娩(出産)予約について
愛育病院の分娩予約の流れ
- 妊娠検査薬で陽性反応が出た後、自宅近隣などの産婦人科で妊娠の確定診断と胎児の心拍確認をしてもらう。愛育病院への紹介状を書いてもらうとベター。
- 愛育病院に電話する。電話で伝えることは以下3点
①出産予定日 ②分娩予約をしたいこと ③初回来院日の予約 - 初回来院日に来院し、分娩予約をする
- 分娩申込金として、1ヶ月以内に20万円を支払う。
この20万円は、後日出産費用から差し引かれる。
愛育病院の分娩予約はいつまでにすれば良いの?
愛育病院HPには、以下のように記載されています。
当院での分娩の予約は、当院での分娩を希望される方が増えていることから、できるだけ早い時期に分娩予約ができる体制をとりました。 遅くなりますと分娩予約が取れない可能性が高くなります。
愛育病院HP
出産のための入院申込金は、200,000円です。
愛育病院HP
入院申込金は、分娩予約後から1ヶ月以内(妊娠11~15週迄)に、入院申込書を添えて1F入退院窓口にお納めください。 入院申込金のお支払いがない場合は分娩予約をキャンセルさせていただきます。
また、申込金をお支払い後に分娩申込みをキャンセルされる場合は、キャンセル料10,000円を申し受けます。 申込金の領収書は大切に保管していただき、退院会計の際ご提出をお願いいたします。
都内の分娩病院として人気がある愛育病院は、妊娠8週ごろまでには分娩予約を入れるのがベターだと思います。(明確な週数の基準はありませんが)
心拍確認できるのが妊娠6〜7週のため、心拍確認後すぐに分娩予約の電話をするという位のスケジュールです。
愛育病院の妊婦健診について
愛育病院の妊婦健診は、来院者が多いだけあって、来院予約〜診察までシステム化されています。
愛育病院の来院予約
次回の来院予約は、無料でダウンロードできるアプリ「@link」を利用するか、来院時に受付で次回予約を入れることができます。
私は来院時に受付で予約することが多かったですが、「先生の希望はありますか?」と聞いてくれ、指名が可能です。
ただし、もちろん希望日時に先生の予約が埋まっていることもあります。
大きな病院なので、毎回違う先生になっても仕方ない…と思っていましたが、先生の指名をできる体制を整えているのは意外な点で、良心的だなと思いました。
また、女性の先生でお願いしたい、など性別の指定も可能でした。
来院後の流れ
来院したら、再来受付機に診察券を入れて受付をします。
すると、ページャーという呼び出し機が出力されるので、ページャーを受け取り待合室で待機します。
待機していると、ページャーが鳴り、「採尿カップを◯◯に取りに来てください。」「◯◯番の診察室にお入りください」など、呼び出しが表示されるので、指示があった場所に行き診察を受けます。
愛育病院のメリット・デメリット
愛育病院のメリット・良かったところ
- 総合周産期母子医療センターとして、ハイリスク妊娠・分娩の受け入れを行っており、安心感がある
- 歴史のある病院で、都内の御三家病院の1つである(他2つは、聖路加国際病院、山王病院)
- 24時間、無痛分娩(麻酔分娩、和痛分娩とも言う)に対応している
- 2015年に病院の施設が新しくなっており、施設自体が綺麗で美しい
- 診察の呼び出しなどがページャーという機械の呼び出しに対応しており、プライバシーが守られやすい(「山田さーん、◯番の診察室とお入りください」のようなことがない)
- 親切な医師、助産師さんが多い(※1 下に補足あり)
- JR田町駅、都営線三田駅から徒歩10分弱とアクセスが良い
- 車で行く場合、隣接する港区芝浦地区センター地下駐車場なら2時間までは無料で停められる
- JR田町駅直結の商業施設「msb-ムスブ」はランチに最適なお店が多い。4階には、書店とスタバ併設店舗もあり、健診の前後の楽しみもある。
(※1 補足)医師も助産師も人数が多いため、いろいろな方に対応をして頂きました。
全体的に、みなさん親切で、しっかり目を見て話を聴いてくれたり、診察の最後に「何か分からないことや不安なことはありますか?」と質問してくれました。
エコーもしっかり見てくれて、エコーの最中も「ここが頭で、サイズは○cmくらいです。元気ですよ〜」などのコミュニケーションも活発に行ってくれました。
「大病院で、ドライな感じなのかな?」と少し心配していましたが、そんな印象はなく、安心感のある満足できる診察が多かったです!
もちろん医師との相性もあり、人によって印象が分かれる部分なので、参考程度にしてください。
愛育病院のデメリット・少し残念だったこと
- 妊婦検診の予約が埋まりやすく、希望日時ジャストで取れないことがある
- 毎回、同じ医師の予約が取れるとは限らない
- 待ち時間が長いこともある(健診の内容や当日の状況による)
どれも大病院で患者数が多いと仕方ないことなので、時間に余裕を持って通院したり妊婦検診を優先でスケジュールを組むようにしていました。
愛育病院では、分娩(出産)を愛育病院で行い、妊婦健診は指定の産婦人科に通う「産科オープン・セミオープンシステム」を採用しています。
規定の妊娠週数のみ、愛育病院に来院し、それ以外の週数の妊婦健診は指定の産婦人科に通院できるシステムです。
「妊婦検診の度に、愛育病院には通いづらい」などの希望があれば、このシステムを利用するのも良いと思います!
また、広尾の有栖川公園付近にある愛育クリニックは、愛育病院と同じ診察券、同じ来院予約システムを活用し、密に連携が取られています。
愛育クリニックの特徴
- 愛育クリニックは、外来診察のみで分娩をすることはできない。分娩は、愛育病院で行う。
- 初診料、再診料が愛育病院(芝浦)と比較して、クリニック(広尾)の方が安い。再診料は、愛育病院3000円に対して、愛育クリニック1000円と2000円も違いがある!(妊婦検診が平均14回近く行くことを考えると、毎回2000円の違いは大きいですね)
- 毎週土曜日外来、火曜日の17時〜19時の外来がある
- 4D超音波がある
- 愛育病院に比べて、良い意味でこじんまりとしており、比較的待ち時間が少ない
- 希望日時で予約が取りやすい
- 産後の1ヶ月検診は、愛育クリニックで受診する
- 車で行く場合、病院併設の駐車場に30分100円で停めることができる
「愛育病院のメリット」の項目で記載したような良いところは、連携しつつ、利便性や費用を考慮してクリニックで妊婦検診を受診するというのも良いですね。
令和2年4月1日以降の出産から、港区の出産費用の助成金が最大73万円まで拡大されました!
出産費用が平均より高額な愛育病院での出産の方には嬉しいニュースですね♪
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