2〜3歳のトイレトレーニングの進め方。トイトレが進まない・できない時はどうすればいいの?我が家の方法を詳しく紹介!



息子は2歳11ヶ月でトイレトレーニングがほとんど完了しました。

トイレトレーニングを本格的に進めてから2週間は、トイレで一滴も出ず、悩み落ち込み、色々な本やサイトを読み漁りました。

トイレトレーニングが進まない・できないと悩んでいる方に向けて、我が家の方法を詳しくご紹介していますので、参考にしてください。

トイレトレーニングを始める前に知っておきたいこと

  • トイレトレーニングの進み具合は、子どもによって個人差が非常に大きい。
  • 本やネットで「●日で終わるトイレトレーニング」など、具体的に日数が書いていることがあるが、その通りに進まなくても落ち込む必要はない。
  • 子どもを叱ったり、イライラして文句を言ったりせずに進める。
  • 必ずオムツが取れる日がくるので、焦らない。他の子どもと比べない。
  • 一度トイレトレーニングを始めたら、「ここでやり切るぞ!」という気持ちを親が持つ。

トイレトレーニング【事前準備】

トイレトレーニングを始める目安

一般的にはトイレトレーニングを始める目安として、子どもの発達具合は以下のような目安とされています。

  • おしっこの間隔が2〜3時間空いている
  • トイレまでひとりで歩くことができる
  • 親の言葉を理解している
  • 子どもが自身の気持ちを話したり、ジャスチャーで伝えることができる
  • ズボンの上げ下げを積極的に自分でやろうとする(完全にできなくてもOK)

トイレトレーニングは、親子でコミュニケーションを取りながら、子ども自信が習得していくものです。

子どもが親の言葉を理解していることが必要です。

トイレトレーニングを始める前から、オムツ替えの時に「おしっこ出たね」「うんちしているの?」「ママ、トイレに行ってくるね」など、トイレに関連するワードを言葉に出しておくと良いでしょう。

子どもがトイレに興味を持つことから始めます。

親の気持ち・知識面の準備

子どもの発達の目安を確認して、「よし、トイレトレーニングをはじめよう!」と思ったら、まず親の気持ち・知識面の準備が必要です。

特に親の気持ち面の準備は、重要です!

なぜなら、始めたばかりの頃はおもらしをする子が多いので、気持ちの余裕や覚悟がないとしんどくなります。

具体的には、以下のような準備をしておくと良いでしょう。

  • トイレトレーニングを始めたら「ここでやり切るぞ!」と決心し、忍耐強く子どものトイレトレーニングに付き合う準備ができている
  • 夫婦や同居の家族間で、トイレトレーニングを進める合意が取れている

2つ目の家族の同意は、何気に大事です。

よく聞くのが母親が頑張ってトイレトレーニングを進めていたら、父親が「そんなに子どもが泣いてるなら、まだやらなくて良いんじゃないの?」と言うパターンです。

父親にこの言葉を言われて、ドカーン!と喧嘩になったパターンをよく聞きます。

主体で進める親は、最初は掃除洗濯の繰り返しで、どうしてもしんどいな・・・と思うことが出てくると思います。

そんな時に協力してほしい存在のパートナーから反対されると傷つくので、同居の家族からはトイレトレーニングを進める合意を取って協力しあえる体勢を作っておきましょう!

トイレトレーニングを始める時期・避けた方が良いタイミング

トイレトレーニングを始めるタイミングは、以下の点を考慮すると良いと本に書いてありました。

  • 年末年始、夏休みなどお出かけの多い時期は避ける
  • 親の出産の直前、直後は避ける(下の子が生後2ヶ月以降〜がよい)
  • 子ども、親ともに心身の体調不良時(つわり含む)は避ける
  • 幼稚園、保育園の入園直後は避ける
  • 新しい家に引っ越したばかり、または引っ越す予定がある
  • 環境の変化が少なく、親子ともに落ち着いて取り組める時期が良い
  • 春〜夏に始めるのがオススメ

参考にした本は、「カリスマ・ナニーが教える1週間でおむつにさよなら!トイレトレーニング講座」です。

こちらの本では、おむつとパンツを行ったり来たりするのは子どもが混乱するので、良くないとされています。

私の実感としても、やはりパンツを一度履き始めたら、オムツには戻さない方が良いと感じました。

なので、「今日は遠出するからオムツで、明日は家でパンツ」などしないために、あまりお出かけの多くない時を選んだ方が良いです。

また、出産を直後に控えている場合は、下の子が生後2ヶ月を過ぎてから取り組んだ方が良いと書いてありました。

下の子が生まれ、環境の変化が激しく、ただでさえ「自分にかまってくれなくなった!」と赤ちゃん返りする子も多いですよね。

そんな時にトイレトレーニングを進めるのは子どもが不安な気持ちになるから、という理由です。

時期は、洗濯が乾きやすく、おもらしで濡れても寒くない、薄着で着替えやすいので、春〜夏がオススメとされています。

我が家でも5月から本格的に始めましたが、公園で漏らしてしまったことがあり、夏スタートでよかったと思いました!

準備したもの

トイレ関係

  • おまる
  • おまるシート(ペットシーツで代用可)
  • トイレの補助便座
  • 踏み台

おまるを使わずにできる子もいると思いますが、トイレの空間が怖い、狭いのが嫌という理由でトイレトレーニングが進まない場合があります。

その場合は、おまるをリビングなどの端っこに置いて、普段慣れている空間で成功を重ねてからトイレでする、という方法がオススメです。

また、おまるの方が持ち運びができる、子どもがしたくなった時に自分から座ることができるメリットもあります。

トイレトレーニング初期は、おしっこがどれくらい持つか、子ども自身が分からないことが多いです。

おしっこをしたい仕草を見せてから、トイレに手を引っ張っていき、補助便座をつけるという一連の動作をやっている間にもらす可能性が大です。

おまるであれば、おまるを子どもの場所に持っていきすぐに座らせることができます。

一度でも多く成功体験を重ねたかったので、我が家ではおまるを導入してよかったです。

下着関係

  • パンツ(トレーニング用ではない普通のパンツ)
  • トレーニングパンツ(パンツの形をしていて、ガーゼが4重〜6重になっているもの)

パンツの良いところは、おもらしした時の濡れた感覚をしっかり分かってもらえること、洗濯の乾きが早いことです。

トレーニングパンツは、吸収が良いので、ドラム式乾燥機でも完全には乾燥できずに洗濯が大変でした・・・。

ただ、トレーニングパンツの方がおしっこを吸収してくれるので、掃除は楽でした。

普通のパンツでのおもらし掃除は、ほんとに水浸しになります・・・。

回数が続くと、親が結構しんどくなるので、そんな方はトレーニングパンツから始めても良いと思います!

おもらし対策

事前のおもらし対策を万全にしてからトレーニングを始めた方が良いです!

親の心理的負担が軽減されます。

  • ソファなど布製品には、防水シーツを敷いておく
  • ラグ、クッションなど洗いにくいものは撤去しておく

ゴムタイプの大きめシーツを購入し、ベッドやソファに防水シーツをかけています。

敷いていると、下の布部分には全く漏れないです!

我が家では、おもらしで水びたしになった床は、ペットシーツで水分を十分に吸収してから厚手のウェットタオルで拭いていました。

トイレトレーニング【実践】

ここまでの事前準備が整ったら、いよいよ本格的に実践に移ります。

親がトイレトレーニングを進める上で、やることをまとめます。

トイレトレーニングを始めてから3日〜7日くらいで、子どものおしっこの出る間隔を掴む。

一般的には、朝起きてすぐ、食事の後、お風呂に入る前などに出る子が多いと言われています。

子どもがおしっこ、うんちをしたい時の仕草を知る。

子どもをいつも以上に観察して、おしっこを我慢している時の仕草や癖を知ります。

例えば、手をぎゅっと握る、せわしなく動き回る、内股になり動きが止まる、カーテンの影に隠れる・・・などがあります。

我が子の仕草の特徴を掴みましょう!

トイレを嫌がる場合は、原因を考えてみる。

「トイレに行きたくない!やだや!」と痛がる時は、原因を考えてみましょう!

トイレに行くのが怖い、トイレの空間が怖い、服を脱ぐのがいや、おしっこ、うんちをすることが怖い、親の顔が怖い・・・などがあります。

親が思いもよらぬ理由が原因のこともあります。

子どもが答えやすい質問をして、理由を聞き出してみましょう!

我が家の体験談

具体的に我が家では、どのようにトイレトレーニングが進んだのかをご紹介します。

2歳6ヶ月ごろ

「そろそろトイレトレーニングでもはじめようかな〜」と気楽な気持ちで、トイレトレーニンググッズを買い始める。アンパンマンのおまる兼補助便座を購入。

おまるの状態で、トイレに置いておき、1日1〜2回(朝起きてすぐ、お風呂前)座らせてみる。

1回につき、5〜10分ほど座って、トイレ関係の絵本を読んだり動画を見せたりして飽きないように工夫。

トイレにキャラクターのポスターなどを貼って、楽しい空間づくりを意識。

5ヶ月ほど、ゆる〜くおまるに座っているが、一切出ない。

保育園の様子も聞くが、保育園でも決まった時間にトイレに座るが一回も出たことがない。

ちょっと焦り始める。

2歳10ヶ月

コロナウィルスによる外出自粛でテレワーク、保育園も登園自粛になる。

もうすぐ3歳だし、この期間中に頑張ってトイレトレーニングを本格的に進めよう!と決意。

本やサイトを読み漁り、やり方を頭に入れる。主人にも協力を仰ぐ。

いよいよ開始!

1日目〜3日目までは布トレーニングパンツで過ごす。

1時間おきに「トイレ行く?」と聞き、おまるに座るよう誘う。

トイレに行くと座ることはできるが、出ない。

1日3〜4回のおもらし。おもらし時間の記録をする。

想像以上に掃除が面倒で、ちょっとメンタルをやられる。

4日目〜7日目

布トレーニングパンツを履いておもらしをしても、自分から「おしっこした」「パンツ変えて」など言わないことに危機感を覚える。

濡れて気持ち悪い感覚をもっと味ってもらった方が良いと思い、4日目に布パンツに変える。

おもらしの時間記録で、お風呂前、食後1時間ほどのタイミングで出ている間隔をつかんだので、誘うが、出ない。

おもらしをして申告をする時が出てきた。

ソファの大きめのクッションにおもらしをして、急いで防水シーツを購入。

防水シーツを敷いてから心理的負担が軽減され、もっと早くに買うべきだったと反省・・・。

8日目〜13日目

トイレに誘い続けるが、一切出ない。

子どもがだんだんトイレに行きたがらなくなり、トイレに誘うと怒ったように「出ない!」と言う。

8日目過ぎたあたりから、「1週間でできなかった・・・」と落ち込み始める。

13日目には、自分のやり方や声のかけ方がいけないのか?と悲しくなり、お風呂で泣く。笑

アドラー心理学「子どものやる気が育つ方法」の本を読み、子どもは無限の可能性を持っている、親がまずはできると信じること、という言葉に勇気づけられる。

14日目

ついに運命の日が!

昼食後、息子の顔をみているとうんちをしたそうな顔をして、ソファの影に行く。

「これはもしや!?」と思い、急いでおまるに座らせる。

「出ない!出ない!」と大泣きしながら、おまるから立とうとするので、抱きしめながら「出るよ。大丈夫だよ。ママがついてるよ」と言いながら座らせる。

すると、初めてトイレで大小を一気にする。

終わったあとは、子どもも晴れやかな顔になり、一緒に喜ぶ。

15日目〜19日目

成功体験を1度でも重ねたことで、私自身に安心感が一気に出る。

焦るな、と本に買いてあるのを何度も読んでいたが、やはり焦っていたな〜と痛感。

またできるかな!?と期待するが、またしても出ない日々が続く。

20日目

お風呂前にトイレに座らせても「出ない!」と怒る。

出ないのか・・・と諦め、お風呂に入れた瞬間に洗い場でおしっこをする。

これを見て、親は確信した。「あ、おしっこ出る感覚と我慢している感覚を完全に掴んでいる!!!!」

21日目

朝起きてすぐ、おむつが濡れていないことを確認。

すぐにおまるに連れていき、座らせてみる。

すると!

出た〜〜〜!!!

前日の親の確信から、「出ない!」と怒っていてもタイミングよく誘えば出ることが分かったので、根気よく座らせることに。

なんと、今日だけで朝と昼食後の2回成功。

19日目

翌日も朝一番に連れていくと、おまるで成功。おもらしが1回だけになる。

20日目以降

以降は、どんどんおもらしの回数が減っていき、1ヶ月経つ頃には日中のおもらしが0回になりました!

保育園の登園が開始となりましたが、保育園でもほぼ順調にトイレでできているようです。

まだ、トイレに行きたいと自己申告することは少ないです。

家と保育園のトイレ以外では、したことありません。(長時間のお出かけしたことがないので、ちょっとその点は不安です)

夜はまだオムツですが、おむつが濡れていない日も多いので、年齢が大きくなるにつれて取れそうです。

トイレトレーニングが進まず悩んでいる方へのメッセージ

トイレトレーニングが進まない時は、親は「やり方がいけないのか?」「声のかけ方がいけないのか?」と色々悩み、苦しむと思います。

トイレトレーニングの進め方によって、子どものオムツの取れ具合に多少の差はあるかもしれません。

ただ、一番大事なのは結局は子どものやる気と、「できた!」と子ども自信が実感すること。

親がトイレトレーニングをやり切る覚悟は重要ですが、親はあくまでサポート役であり、子ども自身が習得していくものです。

親と子どもは別の人格、別の人間であり、子どものできないことを親が必要以上に悩むことはありません。

私も大いに悩みましたが、健康な大人でオムツをしている人はいませんので、早かれ遅かれ必ず取れる日が来ますよ!

トイレトレーニング導入時に参考にした本・サイト

モンテッソーリ流のトイレットラーニングのサイト

トイレットペーパーの「エリエール」のトイレトレーニング進め方のサイト



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