まもなく3歳を迎える息子がひらがなの「読み」をほぼマスターしました。
2歳半くらいからの親の関わり方や、ひらがなに関するオススメのおもちゃをご紹介します。
■目次
ひらがなを無理やり教え込まない
2歳後半でひらがなを読めるようになった息子ですが、ひらがなを覚えさせようとして机に向かわせたり、ひらがな表を音読させたりはしていません。
子どもは遊びと勉強の区別がなくスポンジのように様々なことを吸収していくので、日々の関わりやおもちゃなどを通して、自然と読めるようになりました。
具体的には、以下のような関わりを意識して行っていました。
絵本の読み聞かせ
絵本の読み聞かせが多かった子どもは、少なかった子どもに比べて語彙力に差が出ると言われています。
「語彙力」とは、「言葉をどれだけ知っているか、そしてどれだけ使えるかどうかという能力」を指す言葉です。
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多くの絵本に小さい頃から触れておくことで、文字への親しみを持つことができ、語彙力をつけることができます。
インプットが多ければ、アウトプットも比例して増えていくので、絵本の読み聞かせは意識して行うようにしています。
絵本の読み聞かせは、他にも様々な良い効果があるとされています。
- 子供の想像力を育む
- 感性、情緒を育む
- 色彩感覚を育む
- 集中力を育む
- 知的好奇心を刺激する
- 親子の大切なコミュニケーションとなり、愛情が育まれる
絵本の読み聞かせは、子どもが愛されていることを本能的に感じられて情緒も安定するので、大きくなってからも大切にしていきたいです。
お絵描きに積極的に文字を取り入れる
子どもは、文字を「絵」として脳の中に取り込むと言われています。
大人は「あ」を見れば、「これは文字だ」と認識しますが、幼い子どもは「これは模様・絵の一種だ」と認識します。
なので、子どもとお絵描きをする時に「パトカーを描いて」と言われたたら、車の絵を描き、その周りに「くるま」「タイヤ」「まど」「けむり」「サイレン」と文字を書いています。
文字を書く時のコツは、
- ゆっくり、丁寧に書く
- とめ、ハネ、はらいを意識して書く
- 一文字ずつ書きながら、声に出して読む
- 書き終わったらもう一度、一文字ずつ指差して繰り返し声に出す
子どもにとって初めて見る動作は、倍速で早送りしているくらい早く見えているようです。
大人でも初めて見るマジックなどは、動きがとても早く見えて、「ちょっと待って!もう一度やって!」と感じますよね。
子どもに何かを習得させたい時は、大人が一つ一つの動きを丁寧に、流さず行うことで、学んでいきます。(例えば手を洗う、靴を履くなど日常生活の動きの習得の時も)
ひらがなをゆっくり丁寧に書くことで、いずれ子どもがひらがなを書きたくなった時にスムーズに入れるように、お絵かきにも文字を取り入れています。
歌うように五十音を声に出す
小さい子どもはとても耳が良いですよね。
どんどん新しい言葉を覚えていくし、童歌や絵本の内容をすぐに暗唱したり、親の口癖をそっくりに発音したりします。
そんな子どもの特徴を生かして、五十音も一連の音の響きを耳に馴染ませました。
お風呂にあいうえお表を貼っておき、毎日湯船に浸かっている間、あいうえお表を指差しながら「あ・い・う・え・お」「か・き・く・け・こ」と歌うように五十音を読んでいました。
発音する時は、大きく口を開けて、はっきり発音しながら、表を指差し。
毎日やっていたので、いつの間にか息子も同じように表をさしながら「あ・い・う・え・お」と五十音が言えるようになりました。
最初は、耳に残っている言葉と仕草を真似しているような感じでしたが、3ヶ月くらい楽しみながら音読を続けた後に、どれくらい理解しているのかをおもちゃで確認してみたら8割以上のひらがなを理解していました。
遊びながら文字を学べる絵本・おもちゃ
遊びの中で自然と子どもがひらがなと触れ合える環境を作り、子どもの興味を持っているものを観察し、それに合わせて適切なおもちゃを差し出してあげると、どんどん覚えていきます。
ひらがな・カタカナのオススメ絵本
①戸田デザイン研究室のリングカード・絵本
美しいひらがなを知る・書くことを目的にしたリングカードと絵本です。

どちらを買うか迷ったら、まずはリングカードをオススメします。
リングを外せばフラッシュカードとして見せたり、かるた遊びをしたりすることもできます。
お出かけにも持って行きやすいサイズです。
表に文字と関連する絵、裏に言葉が書いてあります。
うちの息子は、最初あまり興味を示していない様子だったのですが、2歳6ヶ月過ぎたあたりから一人でめくりながらブツブツ単語を言っていました!
あいうえお絵本のコンセプトは、「初めて文字を書く 幼児のための ひらがなの 美しい基本と その絵」です。
縦横23.5cmの比較的大きめな正方形の絵本です。
ページをめくると、見開きの左に絵が描いてあり、右側には大きくひらがなと書き順が書かれています。
『美しいひらがなと美しい絵の本にしたい』という強い思いで作られたこの本は、オリジナルの美しいフォントが採用されており、デザイン性の高さを随所に感じます。
ひらがなが大きく書かれているので、本の上にトレーシングペーパー(下が透けて複写できる薄めの紙)を置いて、ひらがなを上からなぞって文字を書く練習ができます。
戸田デザイン研究室のHPでは、本の中身を試しに確認できますので、気になる方はどうぞ。
②視覚デザイン研究所のひらがな・カタカナ絵本
電車好きのお子さんにオススメしたいのは、視覚デザイン研究所のひらがな・カタカナの絵本。
50ページ以上ある絵本ですが、全ページの至るところ電車・電車・電車のオンパレード!
電車が好きな子であれば、眺めているだけで至福の時に浸れる一冊です。
文字の書き順が覚えやすいように、線路に見立ててて書き順が書かれています。
視覚デザイン研究所の本は、柔らかいタッチと美しい色合いの絵本。
子どもの共感力を高めることに重きを置いて作られているので、絵本を読みながら自然と親子の会話量が増える絵本です。
視覚デザイン研究所のHPでは、本の試し読みもできますよ。
電車・乗り物好きな子にオススメの絵本を以下の記事でまとめています。
ひらがなのおもちゃ
活用率や汎用性が高い、コスパが良いなどの理由から自分的にオススメのひらがなおもちゃをランキング形式でご案内していきます。
【1位】もじつみきデラックスセット
片面にひらがな・ABC・色・1から10までの数字が書いてあり、もう片面には関連する絵が書いてあります。
積み木の大きさは、縦横5.3cm、幅1.2cmの正方形。
この積み木のおすすめポイントは、多様な遊び方を通じて、語彙力・文字の習得・創造力などを育めるところです。
遊び方はほんの一例ですが、こんなことができます。
- 普通の積木遊びとして、積み重ねたり、並べたり、線路やトンネルなど形あるものを作ったりする
- ドミノ倒し
- かるた遊び
- 同じ種類の絵を集める遊び(動物・乗り物・植物など)
- 付属の表で文字の習得状況を確認
公式HPでは9,500円(税抜)とお高めですが、我が家では1歳から3歳まで高頻度で使っており、これからも活用シーンが多そうなのでコスパは良いです。
くもんのひらがなに関連するおもちゃでは、ひらがなと数字のマグネット盤も有名です。くもんの教室でも使用されているようです↓↓
【2位】かるた
かるたは、ひらがなを覚えるのにも使えるし、どれくらいひらがなを覚えているかを確認するのにも使えます。
車が大好きな息子に乗り物かるたを購入したらどハマりして、何度も「かるたしようよ〜」と持ってきます。
最初はひらがなを教えようとして遊ぶよりも、絵を眺めたり、かるたを広げて「救急車はどこだ?」「パトカーはどこだ?」とかるたを見つける遊びを楽しんでいました。
だんだん絵が頭に入った頃に「このかるたに書いてあるのは、『あ』だよ」とひらがなを指差して見せるようにします。
次のステップとして、普通のかるたのように文章を読んで、「『あ』はどこかな?」と聞きます。
すぐには見つけられないことが多いので、「ヒントは救急車だよ!」と話してかるたを探すように促すと、文字がリンクしていくような感じでした。
うちが使っているのは、これです。子どもが好きなものやキャラクターが描いてあるものがオススメ。
【3位】アンパンマンおしゃべりものしり図鑑セット(タッチペン付き)
のりもの・どうぶつ・せいかつの図鑑3冊にタッチペンがついたセット。
図鑑の絵をタッチすると、言葉と簡単な説明が読み上げられます。
図鑑はすべて25ページずつで、読み物としても充実しているし、おもちゃのようにも使えて一石二鳥!
それぞれの図鑑の内容はこんな感じ。
- のりもの図鑑:働く車、船、飛行機
- どうぶつ図鑑:動物、昆虫、魚
- せいかつ図鑑:家にある道具、家具、野菜、あいさつ、ひらがな表、季節の行事、時計のみかた、身体の部位
せいかつ図鑑の最後のページにあいうえお表がついていて、付属のタッチペンでタッチするとひらがなを読み上げてくれます。
ページに厚みがあり撥水加工もされているので、耐久性は抜群で、長く遊べるおもちゃ図鑑です。
子どもが言葉を覚え始めると「これは何?」と物の名前を聞いてきたり、絵本で「これは?これは?」と聞いてくる時期があります。
そんな時期に買ってあげると興味津々で楽しく遊んでくれると思います♪
【4位】アンパンマンキッズタブレットjr.
指でボタンを押すことにハマっている時期のお子さんなら、アンパンマンキッズタブレットを楽しんで遊んでくれそうです。
五十音と数字のタブレットで、ボタンを押すと文字を読み上げてくれます。
良いところは、とても軽くて持ち歩きしやすいところ。音量も上げ下げできるので、外出先では小さい音にすれば楽しめます。
難点は、クイズモードにすると「き」と「ち」など微妙に聞き分けしにくいところ。
親でも聞き間違えてしまう時があります・・・。
まとめ
ひらがな遊びに関する親の働きかけやオススメのおもちゃをご紹介しました。
幼少期の子どもの吸収力はすごいので、無理にひらがなを覚えさせる必要はありません。
親子で楽しく遊ぶうちに自然と身につけていけるように、子どもの興味に合わせてサポートしてあげてください♪
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