この記事をクリックしている皆様の中には、
- 今は完母で育てているけど、ミルクもあげた方が良いのかな?
- もうすぐ出産するけど、出産後からオッパイは出るかな?
- 完母と混合育児と完ミ。結局どれが一番良いのかな?
こんな気持ち・悩みを持っている方もいらっしゃると思います。
完母とは、完全に母乳のみをあげて育てること。
混合とは、母乳とミルク両方をあげて育てること。
完ミとは、完全にミルクのみをあげて育てること。
今日は、私が子どもを混合育児で育てることになった経緯と良かった点について、書きたいと思います。
■目次
なぜ混合育児を選んだのか?
元々は完全母乳で育てたかった
私は、生後7ヶ月になる息子を今では、混合育児で育てています。
まず、私はもともとは完全母乳で育てたい!と思っていました。
妊娠中は特に深く考えていなかったのですが、子どもの産声を聞き、助産師さんが私の乳首をつまむと黄色の初乳が出てきて、それを子どもがゴクゴク飲む姿を見た時、たまらなく愛しい気持ちになりました。
「自分の母乳をたくさん飲んで、大きくなって欲しい!」と完全母乳で育てたいという気持ちが生まれました。
また、もともと自分の母親が完母で私を育てた話を聞いていたので、自分も母乳がきっとたくさん出るのではないかという謎の自信がありました。
私の産院では、お母さんからの強い希望がなければ、「母乳の分泌を良くするため、たくさん赤ちゃんに飲んでもらってね」
「ただ、出産後すぐから母乳が出ないお母さんもいるので、オッパイのあとにミルクも飲ませて、赤ちゃんの体重の増え方を見ていきましょう」という方針でした。
母乳量測定とは、母乳を飲む前と後の体重を赤ちゃん用の体重計で測定し、どれだけ母乳を赤ちゃんが飲めているか測定すること。
すると、助産師さんが「産後4日目としては、十分な量の母乳が出ていますよ。
赤ちゃんの体重も順調に増えています。もし完母で育てたいという希望であれば、完母でも十分体重が増えていくと思います」
と言ってくださり、私は小躍りしました。
「どれくらい出ているのかわからなかったけど、たくさん出ているんだ!わーいわーい。良かった。このまま完母で育てるぞ!」
そして、退院。
自宅に戻って赤ちゃんと過ごす日々が始まりました。
退院してまず感じたのは、「病院の居心地良すぎた…。家が一番だけど、ベテランの助産師さんが常にそばにいた安心感ハンパない。」ってことでした。
慣れない赤ちゃんのお世話+自分の身体もまだ十分に回復してないという状況で、
母性本能だけはビンビンに育っており、赤ちゃんが泣くたびに「オッパイは欲しがるだけあげて良いって言われたし、泣いたらとりあえずオッパイあげなくちゃ!」と強く思っていました。
これが結局、自分で自分を追い詰めていたのかなぁと今になって思います。
退院して10日後。
予約していた母乳外来へ行き、赤ちゃんの体重を測定してもらいました。
この10日間、ほとんどミルクはあげず、ほぼ母乳のみで育てていました。
1日の授乳回数は10〜13回ほど。
ベビースケール(赤ちゃん用の体重計)を持っていなかった私は、内心ワクワクしながら「どれくらい大きくなっているかな」と思っていると、測定に臨みました。
すると、助産師さんから衝撃のお言葉が!
母乳の量が十分ではなかった!?
「退院してから体重の増えが良くありません。
この時期は、1日30g増えているのが目安ですが、1日16gの増加です」
「え!!!???」
と耳を疑いました。
すっかり母乳がたくさん出ていて、順調に大きくなっているとばかり思っていたのに…。
そして、1日あたりの体重を増やすために、ミルクもあげるように指導されました。
産院からの帰り道。
赤ちゃんにすごく申し訳ない気持ちが生まれてきました。
泣いていたのは、オッパイが足りなくて、お腹が減っていたからだったのかなぁと。
混合育児を始める
「でも悩んでも仕方ない!今日から1ヶ月検診までの間、指導された通りにミルクをあげてみよう!」と考えて、それからはオッパイの後にミルクもあげるようにしました。
待ちに待った1ヶ月検診。
体重測定をドキドキ待っていると・・・
助産師さん「順調に体重が増えていますよ。出産時の体重から約1kg増えていますよ」
この言葉にホッと一安心。
母乳外来でミルクをあげるよう指導されてからの日々を振り返ると、「ミルクもあげよう」と決めてからは、私の気持ちが一気に楽になりました。
ミルクの良い点
赤ちゃんが飲んだミルクの量が分かる
今までは泣いていたら、とにかく自分が行ってオッパイをあげなきゃ!と必死になっていました。そして、母乳だと赤ちゃんが飲んだ量が分からないので、不安になることがありました。
が、ミルクをあげるようになってからは、飲んだ量がひと目で分かるので、「さっき○ml全部飲んでいるから、泣いているのはお腹が減っているからじゃなさそうだ」と分かる安心感が大きかったです。
お腹が減っているわけでなければ、オムツを替えたり、抱っこしてあやしたりは自分じゃなくてもできるので、その間自分は寝て体力を回復させることもできます。
結果的に、寝不足が少し解消され、元気が出てくる。
そうすると、赤ちゃんに接するのに余裕が出てくる。
こんな感じで良いことがたくさんありました。
他にもこんな良い点が!
- 預ける時にミルクをあげてもらえるので、お母さんの気が楽
- 作りたてのミルクを飲ませるので、衛生面でも不安がない。
- 自分が体調を崩したときも、常に安定して同じ栄養、同じ味のものを赤ちゃんに飲ませてあげられる
- ミルク、哺乳瓶、お湯を持ち歩いていれば、いつでもどこでもミルクをあげられる
ミルクについて迷っている・分からないというあなたへ
私は、
完母・混合・完ミ
どんな方法を取っても良いと思います。
ご家族によって、赤ちゃんによって、状況は千差万別ですし、どんな方法を取るかはそのご家族にベストの選択があると思います。
ただ、もしも、このブログを読んでいる方で出産後間も無い私のように、「なんとしても完母で育てなくては!」と知らず知らずのうちに自分を追い詰めているような方がいれば、
「大丈夫!自分を追い詰めずに、周りを頼ってくださいね。」とお伝えしたいです♡
便利なキューブ型ミルクと哺乳瓶
最後になりましたが、私は新生児の頃からずっと明治ほほえみのミルクを使っています。
こちらのミルク、なんとキューブ型になっているのです!!
1個のキューブがミルク40ml分。
なので、5個で200mlという具合に分かりやすい!
うちの子は、新生児の頃に便秘気味だったので、その時に森永の缶に入った粉ミルクを勧められて使っていた時期があったのですが、
缶に入っている粉ミルクは付属のスプーンでミルクを哺乳瓶に入れている間に、「あれ、今何杯入れたっけ!?」っていうことがよくあるんです…。
「え〜、そんなの数えながらやればいいじゃん!」というツッコミを入れたあなた!!
夜に朦朧としながらミルク作ったり、赤ちゃんの泣き声聞きながら作ってるとよくあるんですよ!笑
ということで、入れた量がひと目で分かるのは大変便利です。
哺乳瓶は、メジャーなピジョンの哺乳瓶。
こちらも月齢に合わせて、乳首を変えられるし、消毒もミルトンなどの薬液・電子レンジ・熱湯 どれでもできるし、使いやすい1品です♪